有馬温泉に日帰り旅行をしよう!人気の日帰り入浴とおすすめ観光スポットをご紹介!
日本三古湯の一つでもある「有馬温泉」は、豊臣秀吉が入ったことで知られる由緒ある温泉です。関西では日帰り旅行でも人気のスポットで、観光しながら温泉旅行も楽しめます。食事とセットで温泉に入れるプランを設けている旅館もあるので、休日のリフレッシュ旅行にもおすすめです。
今回は、日帰り入浴でおすすめの温泉と人気の観光スポットをご紹介します。
有馬温泉は、近畿圏なら日帰りで旅行ができる人気観光地
有馬温泉へは、神戸の中心地三宮から電車で約30分で行くことができます。兵庫県内、大阪、京都からは高速バスも出ており、交通アクセスも抜群です。関西在住であれば、有馬温泉は1日で温泉と観光の両方が楽しめます。
温泉でのんびり過ごせば、日頃の疲れも癒されます。お休みを有意義に過ごしたい人に有馬温泉はおすすめのスポットです。
日本最古の温泉!有馬温泉とは?
有馬温泉は『日本書紀』『古事記』『延喜式神名帳』にも登場するため、日本最古の温泉といわれています。古くから湯治場として栄えた有馬温泉は、江戸時代の温泉番付で最高位の西大関にもランクインしていたことで有名です。
有馬温泉は、お湯の色で「金泉」と「銀泉」に分けられます。金泉とは、含鉄塩化物泉という空気に触れるとお湯の色が赤くなる泉質のことをいいます。銀泉は「ラドン泉」や「炭酸水素塩泉」のようにお湯の色が透明な温泉です。
また、温泉ごとに泉質が異なるのも有馬温泉の魅力といえます。
豊臣秀吉も愛した名湯
有馬温泉を湯治で利用した歴史上の登場人物といえば、豊臣秀吉です。身内が亡くなったり、戦というように事あるごとに湯治で訪れていたため、有馬温泉周辺には豊臣秀吉に縁がある建物が残っています。代表的なのが温泉寺の薬師堂です。
1577年に火事で焼失した薬師堂を復興させるために、1585年秀吉の正室北政所こと寧々の名義で寄進が行われました。また、1596年の慶長伏見地震で、湯屋が損害を被った際には大規模な改修工事も行っています。
六甲川の氾濫防止や泉源の破壊防止されないように工夫も凝らしていたといわれます。有馬温泉は、豊臣秀吉ゆかりの地ということでも訪れる人が多い観光地です。
有馬温泉でおすすめの日帰り入浴スポット5選
日帰り入浴ができる温泉は、有馬温泉駅から徒歩圏内にあります。地元の人が利用する公共の温泉からテーマパーク風の所まで、温泉のタイプも様々です。なかには、客室の利用ができる所もあり、贅沢な温泉旅行が楽しめます。
有馬温泉でおすすめの日帰り入浴のスポットをご紹介します。
温泉のテーマパーク!太閤の湯
太閤の湯は、有馬温泉で初めての温泉テーマパークです。元々は1962年に有馬ヘルスセンターとして開業し、2005年に大幅にリニューアルし、名称も豊臣秀吉にちなんで「太閤の湯」と変えました。露天風呂の「太閤の岩風呂」は、阪神淡路大震災の時に見つかった「湯山御殿」を再現したものです。
蒸し風呂や岩盤浴の浴場は、安土桃山時代をイメージで作っています。アロマが香る足湯やマイナスイオンたっぷりの蒸し風呂とリフレッシュ効果もあります。館内には、マッサージやエステのリラクゼーションや食事処もあり、好きなように過ごせます。
1日中温泉で過ごしたい人におすすめのスポットです。
日帰りプランも人気の角の坊
温泉旅館の角の坊は、神戸電鉄有馬温泉駅から徒歩で約5分程の場所にあります。日帰りで利用ができるのは平日の昼間のみになりますが、100%温泉の金泉露天風呂に浸かることができます。近くの御所源泉と妬源泉から引いたお湯は、加水、加温を一切していません。
大浴場は広々としていて、開放感があります。のんびりとお湯に浸かりたい時にピッタリの温泉です。日帰り温泉の利用者のために、食事付きのプランも用意しています。人気があるのは、食事と温泉、客室の利用がセットになった「夕食休憩プラン」です。
15時~21時30分までの時間帯で個室の利用ができます。客室で懐石料理の夕食も食べられます。日帰りでも優雅な温泉旅行が楽しめるプランになっています。
自家泉源に浸かれる!メープル有馬
メープル有馬は、兵庫県にも登録されている「豊壽泉源」という自家泉源を引いています。銀泉といわれる天然ラドン泉で「全身浴」「うたせ湯」「根湯」「泡沫浴」「歩行浴」の5種類の温泉に入れます。平日は「お風呂でブンガク」という文庫本貸し出しのサービスも行っていて、温泉で読書ができます。
メープル有馬では、食事と日帰り入浴のプランを用意しています。12時~21時まで、最大9時間通しで客室が利用できるプランは、ランチとディナー2食付きです。
滞在時間中何度もお風呂に入ることができるので、温泉好きには堪りません。女子旅やデートでの利用におすすめです。
地元の人と触れ合える!金の湯
金の湯は、有馬温泉の温泉街にある外湯とよばれる公共の日帰り温泉です。赤いお湯の金泉で、竹をイメージした「一のゆ」と紅葉を彷彿させる「二のゆ」の2つの温泉があります。手頃な値段で温泉に入れることから地元の人の利用も多い温泉です。
金の湯の隣には無料で入れる足湯もあります。「太閤の足湯」といわれ、観光で歩き疲れた時に温泉に足を入れると疲れが癒されます。地元の人や足湯に入っている人と会話を楽しむこともできます。
気泡浴とサウナが気持ちいい銀の湯
銀の湯は「浴槽」と「蒸気式サウナ」があります。浴槽は、豊臣秀吉が入っていた岩風呂をイメージして作っています。炭酸泉とラジウム泉の銀泉で、気泡式のバイブラバスになります。お湯に入っていると気泡が体を刺激します。
蒸気式サウナは、豊臣秀吉と妻のねねが入っていた蒸し風呂を現代風に作りました。豊臣秀吉やねねに思いを馳せて入るのにおすすめの温泉です。
温泉とセットで訪れたい!おすすめ観光スポット3選
有馬温泉は温泉街に観光スポットが多く点在しています。温泉に入るだけでなく、時間が許すなら観光も楽しむと有馬温泉の魅力を知ることができます。ここでは、温泉と一緒に楽しみたいおすすめの観光スポットをご紹介します。
有馬温泉の歴史を知ることができる!太閤の湯殿館
太閤の湯殿館は、豊臣秀吉が作った湯山御殿に関する資料館です。極楽寺の書庫から発掘された湯山御殿の一部が展示されています。有馬温泉周辺のお風呂にも多い岩風呂や蒸し風呂の遺構も見られます。湯山御殿発掘時の様子や器や茶器といった出土品も見ることができます。
和室や箱庭もあり、湯山御殿を再現した建物に作られています。
家族で楽しめる!有馬玩具博物館
有馬玩具博物館は、2003年7月に誕生したおもちゃの博物館です。グリコのおもちゃデザイナーだった加藤裕三と友人の西田明夫が作ったオートマタをはじめ、世界中の玩具を展示しています。
ブリキの古いおもちゃや鉄道のジオラマ、子供だけでなく大人も見ていて楽しくなるような玩具があります。博物館内のアトリエでは工作教室も開催されています。手作りのおもちゃを作ったり、壊れた玩具の修理もできます。
ワークショップやイベントもあり、幅広い年代で楽しめる博物館です。
芸妓さんが接客を行うカフェ!芸妓Cafe一糸
兵庫県内の温泉では唯一芸妓がいるのが有馬温泉です。
多くの人に伝統芸能に触れてもらうために2015年7月にオープンしたのが「芸妓Cafe一糸」です。有馬温泉のホテルや旅館で芸を披露する現役の芸妓が接客を行っています。
第1、第3土曜日は、ワンドリンク制で芸妓たちの踊りも見られます。踊りやイベントに合わせた特別メニューも用意しています。写真撮影もできるので、有馬温泉に行った記念に立ち寄るのもおすすめです。
休日は有馬温泉への日帰り旅行でリフレッシュしよう!
有馬温泉は、関西に住んでいれば温泉に行きたいという時に気軽に行くことができます。温泉も大浴場だけでなく、足湯やサウナと種類も豊富なので1日中過ごしても飽きません。また、豊臣秀吉との関わりがある場所や伝統芸能に触れられるカフェもあり、観光も楽しめます。
温泉と観光でリフレッシュできる有馬温泉は、日帰り旅行に最適なスポットです。